林真理子 愉楽にて

日経の朝刊で連載されている林真理子の「愉楽にて」。

お金持ちの50代男性が主人公。

男同士の友情や女遊びが描かれている。

「愉楽にて」に共感する読者が多いのかな・・・。


この話には、夫に関心を持たれない妻も描かれている。

癌で亡くなった妻の遺品を処分して清々している夫の様子を「愉楽にて」で読み、

愛情のない夫婦って、こういう終わり方になるのかと思った。

それにしても、目の前にいる夫から愛されていないと感じるのって、

辛いだろう。


「愉楽にて」では、主人公たちの妻は少ししか書かれていない。

妻は、愛情の対象でなく、自由を奪う厄介な存在という描き方だ。

寒々しい関係だなあ。


主人公たちは、妻を大切に思わず、好きなように生きている。


・・・わたむし(妻)