おんな城主 直虎  子どもができないという悩み

結婚して4年も経つのに子どもができない正妻。

精神的に追い詰められ、笑い声が聞こえると自分が笑われたと思う。

何でも悪い方へと考え、夫からも疎まれる。

自殺を図るまでになる。


そんな正妻を、そこまで愚かではあるまいと突き放した見方をする人たち。

夫も妻の悩みに寄り添わない。


主人公次郎法師が正妻の気持ちに寄り添うが、正妻は次郎法師を敵視しているから、

「ありがとう」と言う展開にはならない。


この回を見て、人を支えるのって、「ありがとう」などの感謝を求めない行いだと思った。

この正妻のように心が病んでいる状態では、人に感謝する余裕がないから。


それにしても、ドラマでは悩む人が愚か者のように描かれていたと思った。

愛されていないと思いながら妻として暮らすのって、とても辛そう。

その上に、愚かと蔑まれるなんて、とても気の毒だった。


子どもができるかどうかという頑張りではどうにもならないことに悩む人は、このドラマをどんな気持ちで

見ているだろう。

・・・わたむし(妻)