僕のヤバイ妻 再放送

「僕のヤバイ妻」の再放送を見た。

夫婦って何だ?という疑問が残るドラマだった。


妻は夫の不倫をきっかけに、心の奥底にあるドロドロした感情を爆発させる。

自分が誘拐されたふりをして夫の気持ちを自分に振り向けさせようとするが、

夫は妻の狂言誘拐に気づき、不倫相手と一緒になろうとする。

こういう始まり方のドラマだった。

関係が破たんした夫婦が、憎しみと愛情という正反対の感情をぶつけ合って、

離婚せず、夫婦として共に生きていくことを誓うという結末に落ち着く話。


このドラマでは、殺人事件が起こるんだけど、登場人物は誰もその人の死を悲しんでいなくて、

ただ、犯行が発覚したり、逮捕されたりするのを恐れているだけ。

お金が欲しくてたまらないという欲深さはみんなに共通している。


相手が憎くてたまらないのに、正反対の態度をとって取り繕っていて、

本心は分からない。


ドラマの登場人物たちのように、殺意を意識しながら普通に生活する人って、実際にいるのだろうか?

ドラマのように、相手に憎しみを抱きながらも、共通の目的を持って一緒に生きているのが夫婦なのか?

相手を少しも尊敬せず、馬鹿にしたり疑ったりしていても夫婦でいられるものなのか?


・・・わたむし(妻)