岩窟姫

愛の葉ガールズのメンバーが自殺し、遺族が裁判を起こしたと新聞とテレビで知った。

芸能界は、児童福祉法労働基準法などの法律が通じない世界なんだなあと思った。


法律を軽んじる人たちの影響を受けたくないが、

困ったことに、テレビ、ラジオ、ネットなどを見れば、

知らず知らずに影響を受けることになる。


音楽を聞いても、雑誌を見ても影響を受ける。

困ったなあ。


この困った感じは、広告代理店の電通で働いていた若い女性が自殺した件で感じたことに似ている。

商品を売っている会社なら、「買わない」というやり方で、その会社と距離を置くことができるが、

広告代理店や芸能界という、「伝える」人たちとは距離がとれない。

働く人を追い詰めて死なせるような組織が嫌いなのに、

離れられないのは不快だ。


最近、図書館で「岩窟姫」という小説をざっと斜め読みした。

近藤史恵さんが書いた小説。

主人公は芸能活動をする若い女性。

同じく芸能活動をする親友が自殺するだけでなく、主人公は加害者扱いされて

芸能界から干されてしまうというところから始まる話。


この話を読んで、

実際にこんな酷いことがあるだろうかと疑問に思ったが、

現実には、小説より酷いことがあるようだ。


・・・わたむし(妻)