#習いごと

嘉納治五郎⑦

しかし、柔道の実力を世の中に知らせ、社会的普及を見るまでには、 多少時間がかかったようです。 警視庁では“西南の役”で“抜刀隊” http://televiewer.nablog.net/blog/e/20095192.htmlが 活躍したのをきっかけに、訓練内容に撃剣・柔術を採用していくように…

嘉納治五郎⑥

又、固技においては、柔術では絞技と関節技があり、捕縛技として瞬時に絞め落し、 関節をくじくことが優先されていました。 これに対して柔道は、お互いが向かい合って攻防が出来るよう工夫した、 抑込技を新たにこしらえたのです。 国民に危険な印象が強か…

嘉納治五郎⑤

それまでの柔術と柔道の違いは、仰向けに相当な“ハズミ”又は“勢い”で倒すことが、 「一本」の条件と明記した事です。 例えば背負投においては、柔術では背負って投げる際には、 腕をつかみ、掌を上にして背負い肘関節にダメージを与え、 投げた後で止めを刺…

嘉納治五郎④

嘉納治五郎師範の少年時代は、漢学・書道・洋学・英学を学び、成績は優秀であったのですが、 体は虚弱な方であり、又 体格にも恵まれていなかったそうです。(成人時 159cm 58kg) そこで、非力なものでも大力なものに勝てる方法として、柔術を学び始めた…

嘉納治五郎③

こうして戦闘で行われていた組討ちに工夫が加えられて、 小具足捕縛が生まれていきます。 小具足捕縛の代表は“竹内流腰廻”であり、 “柔術の源流”と呼ばれているのだそうです。 画像は、月刊 武道3月号より“マンガ 武道のすすめ第三回”です。

嘉納治五郎②

そもそも柔術の起源はというと、12世紀の源平時代の組討ちにさかのぼるのだそうです。 当時の戦闘は、まず騎馬や徒歩で矢を射合い、 次いで接近戦に移り、太刀で切り合い、最後は組み合って 生死を争う形態をとったとされているのだそうです。 NHKの大…

嘉納治五郎①

連日 熱戦が繰り広げられていたロンドンオリンピックも本日で閉会となりますが、 大会前半に行われた“柔道”と現代柔道をまとめ上げた“嘉納治五郎”について 数回に分けて紹介します。 嘉納治五郎師範は天神真楊流柔術や、 投げ技を中心として他に中(=当身技…