隠蔽はいろんな所で
2016年に中学三年の生徒が自殺した件で、
今になって、いじめの聞き取りメモをなかったことにしていたと
言っていることに違和感がある。
問題を2年寝かせたのは、どうしてだろう。
聞き取りをした先生は校長から口止めされていたという。
「メモはなかったことにする」という命令は、
誤った命令と分かっているはずだけど、
組織として、なかったことにすると決めたら、
なかったことにできるものなんだろうか。
事実を闇に葬ってはならないと思う人たちが、
メモを蘇らせたのなら良いなあと思う。
それにしても、この隠蔽の責任をとる人は誰なんだろう。
隠蔽を指示した人?
指示に従った人も?
隠蔽で得をした人も?
もしかしたら、個人として責任をとる人はいないのかもしれん。
自治体が責任をとるのかも。
職員一人一人は、職務命令に従っただけであって、自分の判断ではないと思うだろう。
情報公開請求を受けたら事務処理が大変だからなかったことにしよう・・という発想で隠蔽したのか、
誰かをかばうためなのか、
分からないことの多いニュースだ。
ほとんどの市職員や教員が真面目に仕事をしていると想像するが、
隠蔽に関わった職員と教員もまた、真面目に働く人たちだろう。
真面目に職務命令に従った結果、
非常に不誠実なことになってしまったようだ。
自殺した生徒はもうこの世に存在しないから大切にしなくて良いというルールもあるだろう。
腹が立つが、事実を明らかにするより「生きている誰か」の損得で人々は動いている。
・・・わたむし(妻)