クローズアップ現代+ いじめ自殺 遠い真相解明

いじめ自殺の真相解明が難しいという内容だった。

こんな一言でまとめて言えない内容なんだけど、

真相解明が難しいのは、いじめた生徒たちが、

自分らが加害者なんだと自覚していないからかなあと思った。


いじめを目撃していた生徒の証言メモを教育委員会は隠蔽し、

「教師が指導していないから、いじめと認定できない」などと

妙な理屈を言って、遺族をさらに傷つけていた。


学校の中心的な生徒たちがいじめると、

多くの生徒たちがいじめ被害者を見殺しにしてしまう。


専門家は、いじめ被害者が自殺したのは「思春期うつ」だったからと言ってしまったり・・・。

仮に思春期うつだとしたら、いじめ被害者がいた環境に問題はないと言うのか・・・。

ルビンの壺を見るような思いがした。

「これは壺です」と言い、顔に見えるという見え方をあえて言わない。

もしも、壺に見えるだけならば、ものの捉え方に問題がある。


子どもが自殺したのに、「いじめはなかった」と言った教育委員会は、

子どもの自殺さえもなかったかのように話していた。

いじめはなかったのに自殺したの?

実際のところ、教育委員会は証言メモを隠蔽し、

いじめを無かったことにしようと嘘をついていた。

で、謝罪会見をしたのだった。

「ルビンの壺」を見て、「これは壺です」とだけ言う人みたい。

人の顔はないと平気で言う。

壺にも人の顔にも見えると言えばいいだけなのに・・・。


子どもが自殺した。いじめはあった。

二つのことを、ちゃんと話せばいいのに・・・。


子どもが自殺した。いじめがあった。思春期うつを患い自殺したのかも・・・。

3つを繋げて言えばいいのに、「思春期うつ」だけを言うから、

遺族は「二度殺された思いだ」という苦しみを味わう。


・・・わたむし(妻)