北九州市 非常勤の労災申請拒否のニュース

昨日、ローカルニュースで気になるニュースがあった。

北九州市で非常勤で働いていた20代女性が退職後に自殺し、

遺族が労災申請しようとしたが、北九州市は「非常勤は労災申請できないと条例で決まっている」として、

労災申請を拒否した。

このことで遺族は裁判を起こし、そして、野田聖子氏に手紙を書いた。


とても気になるニュースだった。

正職員の公務員と非常勤の公務員には、身分差別のような隔たりがあるようだ。

自殺した女性は、大学と大学院で心理学を学んだ専門職なのだが、

正職員の上司から「給料分働け」「給料泥棒」などと暴言を受けたり、

長時間問い詰められたり、「おはよう」という挨拶ではなく、「生きていましたか」と言われたりしていた。

専門知識を持つ人が、無能呼ばわりされ、「死ね」と同等の暴言を受けていたということ。


上司が平気で人を傷つけるような人であったら、

まずは立場の弱い非常勤職員が標的になるんだろう。

真面目で大人しければ、イジメはエスカレートするんだろう。


真面目に一生懸命働くのは大事だが、部下をイジメるような上司に従う必要はないんじゃないかと思う。

イジメる上司の言動を記録して証拠を残し、

労働環境を整えてもらえるよう、市に要望書を提出してもいいんじゃないかと思うし、

知人や親戚などのツテで、市の役職にある人など、また市議会議員などに相談してみても・・と思う。

そうやって、任期の途中で退職することになったとしても、泣き寝入りするより良いと思う。


毎年、冬になると広報で非常勤職員が募集されるが、

その職の所属部署がどういうところで、どんな人が働いていて、どんな雰囲気なのか探ってから

応募した方が良いのかもしれない。

市役所は専門職を非常勤で雇っていて、

非常勤なしに行政サービスは成り立たないが、

専門知識を持つ専門職員を大事にしているとは限らない。

取り換えの利く部品くらいにしか扱っていない。


北九州市のニュースを見て、

自分の住む自治体でも似たようなことがあるだろうと想像した。

・・・わたむし(妻)