しくじり先生の辺見マリ

しくじり先生」での辺見マリの話が面白そうだと思い、録画して見た。

信頼した人から酷いことをされた・・・という内容だったが、酷いことの中身が「お金を奪う」ということだった。

辺見マリは5億円を拝み屋たちに奪われたそうだ。

拝み屋に心を支配され、なんとなくオカシイと思うこともあったのにはまってしまった。


辺見マリの話を聞いて思い出したのは、オウム真理教真如苑などの新興宗教ミキプルーン

心の隙に付け入ったり、功名心を刺激したりする。


辺見マリからお金を奪った拝み屋は、神の声が聞こえるという。

おかしな話だ。何かが聞こえるというとき、それは自分の脳が言っていることだ。

神の声が聞こえるのは、幻聴だろう。

現実にないものが見えたら幻覚だろう。

不思議な体験だと言うが、幻聴ならぱ病的な状態。


スピリチュアルなんとかと言って番組を作ってきたテレビにも問題があると思う。

これまで、どれだけの占い師がテレビに出てきたかと思うと、怒りを感じる。


芸能人が占い師に自分の未来を見てもらうシーンを私は何回も見てきた。

いつだったかな・・・離婚した安達祐実が女性占い師に、近々良い人が現れると言われていた。

そんな漠然とした話にMCは反応し、「もしかして、マネージャーのあの人?」と言うと、占い師は

意味ありげに笑った。

実に馬鹿馬鹿しい場面だった。


今回の「しくじり先生」では、騙されてお金を奪われた辺見マリが洗脳について語った。洗脳の恐ろしさは伝わってきたが、もうちょっと突っ込んで、完璧主義の人の認知の歪みについても解説してほしいと思った。

おかしなことをしていると分かっているのに途中で止められないのは、どのような認知の歪みに因ることなのかを詳しく聞きたかった。


辺見マリは、仕事に復帰して社会との繋がりができたのがきっかけで洗脳から抜け出せたと言っていた。

が、この世の中、社会との繋がりが薄い人はたくさんいる。話のまとめが、「社会との繋がり」だったが、本質的には辺見マリの認知の歪みに因ることではないのかな。

間違ったことをしていると分かっているのに、それを止められなかったのは何故なのか。それが問題だ。

・・・わたむし(妻)