小さいことでクヨクヨ

昨日、雑誌LDKで紹介されていた「首振り節水キッチンシャワー」に似たものを100均で見つけた。



欲しいと思っていた物だったから、嬉しい気持ちで買い早速取り付けて使い始めた。

水の流れる方向を変えられるので洗いやすくなった。

すごく嬉しい。私は、何回か「使いやすくなってうれしい」と言った。

夫は、「よかったな」と言ったが、なんとなく言葉には温度差があった。

私がうれしいのは、水道が使いやすくなっただけでなく、その商品が100均で手に入ってお得だったからだ。

二重の喜びだった。

が、夫にとっては大したことではなかったみたいだ。自分は一人で喜んでいるわけで、誰かと喜びを分かち合ってはいないんだと思い、嬉しさで温かくなった気持ちがス~っと冷めた。


今日は、整骨院で些細なことで気持ちが冷たくなった。些細なことで気分が変わる自分にちょっと自己嫌悪した。

阿蘇山が噴火したというニュースに私は驚いていた。この驚きの気持ちを持ったまま整骨院へ行った。

電気治療を受けるとき、いつもちょっとした雑談をするのだが、今日は「涼しくなりましたね」という気候の話題を整骨院のスタッフに振られ、私は「そうですね」と返し、何往復かの会話をし、私からは、「阿蘇山が噴火しましたね」と話を振ってみた。

しかし、なぜだろう。阿蘇山とは無関係の返事が返ってきた。私は聞き流されたと感じてしまった。何と言われたかショックで忘れてしまった。


話をする相手がすごく少ないから、ちょっとしたことでもショックなんだろう。

居ても居なくてもいいくらいの存在でしかないと思ったりするから、ショックなんだろう。


聞き流されて、その場で、「なんか嫌な感じだな」と思えたら気楽なんだろう。

小さなことでクヨクヨしがちな自分だ。


うれしさや驚きというような感情に共感してもらえるだろうと期待していたから、そうならなくて残念に思っているのだな。私は。


・・・わたむし(妻)