牛鬼とミーノータウロス

 
田主丸に伝わる牛鬼伝説。
 
人に害を与える恐ろしい牛鬼を、石垣・観音寺のお坊さんが退治した。牛鬼の手のミイラが寺に伝わっているという。
 
退治された牛鬼の耳を山に納めたので、その山を耳納山と言う。
 
 
その牛鬼は、どういうものなのか?
 
枕草子には、恐ろしきものとして書かれている。
 
何がそんなに恐ろしいのか?
 
観音寺に行っても、具体的に何が恐ろしいか分からない。
 
 
ギリシャ神話のミーノータウロスの話はとても恐ろしい。
 
ミーノータウロスは、頭が牛、体が人間の姿をしている。なぜそのような姿をしているかというと、
 
牡牛と人間の女性との間に生まれたからだ。
 
気性が荒々しく、好物は人の肉。
 
 
ギリシャ神話と牛鬼伝説を繋げて考えると、牛鬼が恐ろしいのは、人を食べるからだろう。
 
人を襲って食べる恐ろしい牛鬼を、観音寺のお坊さんが退治したのだな。
 
 
・・・わたむし(妻)