ピカソとミーノータウロス
親しみを込めて描いたと知った。
戦争や暴力を批判する絵には、荒れ狂うミーノータウロスが描かれていた。
おそろしいミーノータウロスばかりでなく、可愛いものもあった。
それらの絵を見て、私は、誰もがミーノータウロスなのかもしれないと思った。
誰もが、暗い闇を抱えているのかもしれない。
が、「母と子」の絵のように、慈しみの心も持っている。
心の中の鬼を追い払い、福を招き寄せる神事について考えるとき、ピカソの絵を思い浮かべたい。
・・・わたむし(妻)