外部からの視線を活かしてほしい

市議会を傍聴しての感想・・・


私は視力が悪いので、遠くの人の表情が見えず、

はっきり見えたのは、議員の後頭部だった。


主な情報は耳から。


だから、話し方が鍛えられていて、論旨が明確だったら

話の内容のイメージを持つことができたが、

話し方の語尾が不明瞭だったり、聞き取りにくかったりしたら

イメージを持つことができなかった。


同じことを繰り返し言う人の話は、ストップした映像のように感じられた。



独特な雰囲気だった。

「そうだ」というような賛同の声はないが、

話の上手くない議員は、つたなさを失笑されていた。



質問の内容は悪くないと私は思ったが。。。


同じ話を何度もするから笑われていたのだが、

内容としては、「そうだよね」と思うものだった。私は共感しながら聞いていた。

私の後ろでは、貶すような小声のおしゃべりが聞こえた。


私の共感した話というのは、観光案内についてだ。

例えば、つづら棚田へ行くと、私はとても心細くなる。道幅が狭く、

林道を車で走ると迷いそうな怖さを感じる。

携帯は通じない。案内板は意味が分からない。

不慣れな者には、道かどうか分からない。

親切な案内板が必要だし、できれば慣れた人に案内してもらえたら安心だ。

私はいつも、うきは市の観光案内がもう少し分かりやすかったら良いのに・・と思っていた。

迷ったら大変だと思うからだ。特に山では。


人が少ないから、人は頼れないと思うし。。。


失笑された議員は、私がいつも思う不便さを市議会の一般質問の場で話してくれた・・と思った。

だが、議会の場の人も傍聴席の人も無意味であるかのように笑っていたのが

私にはとても残念だった。


ただ、私が困ることは、不慣れな観光客も困ることなのだから、

「困ったなぁ」という些細なことを書き留めておけば、

観光客への案内に活かしてもらえるのかもしれないと

希望的に解釈した。


失笑される様子を見るのは不快だったが、

話の内容は良かった。


うきは市には、不慣れな者が尋ねにくいような閉鎖性がある。

もっと、外部からの目を意識した方が良いと思う。