北九州市 非常勤職員の自殺

昨日のニュースで、

涙を流している中年女性を映した映像を見た。

その女性の娘さんは北九州市で非常勤職員として相談業務に就いていたそうだが、

上司のパワハラうつ病を発症し自殺したそうだ。

そして、家族が労災申請しようしたが、市の条例を理由に門前払いされたという。

その条例は間違っているのではないかと福岡地裁に訴えたというニュースだった。


常勤職員の労災申請はできるが非常勤は駄目っていう条例があるのかと驚いた。

北九州市がそうなら、私の住む筑紫野市も同じだろう。


昨夜は無性に腹が立ち、興奮のせいか寝つきが悪かった。

目が覚めても怒りは収まっていない。


国会中継などを見て、非正規公務員の処遇について話す議員がいたら、

是非ともその人、その政党に投票したいと思った。


どうしても、うきは市に住んでいた頃のことを思い出す。

学校の校務員は非常勤ばかりだったし、

昔、正職員ばかりだった給食調理員は非正規に置き換えられ、

または、民間に業務委託されたりした。

市営プールの職員たちは、指定管理制度のため、みんなプールで働けなくなった。

うきは市のホームページを見て、それらのことは、経費削減を目的に計画的に行われてきたことだと知った。

自治体が独自にやってることではない。

どこの自治体でもやっていることだ。


うきは市議会を何回か傍聴したんだけど、議会の場に、国から出向してきた人がいた。

何のための出向か知らなかったが、国家公務員が市議会にいるのは何だか変な感じがした。


そもそも、自治体は地方交付税を受けているから、国の方針に沿った行政運営になるのではないかと思う。

正規職員の業務を非正規職員に置き換えて人件費を削減しているのも、国策なんじゃないかな。


上司のパワハラで非正規職員がうつ病になり自殺したとしても、

その非正規職員と直接の関わりがあった職員や上司は、自分らにも責任があると言わなくて良い仕組みになっているんだと思う。


国民、市民を幸福にするための行政であってほしいが、

労働力を搾取しているという現実があるんだと思う。

・・・わたむし(妻)