思ってたウツと違う「新型ウツ」うちの夫の場合  池田暁子

池田暁子のコミックエッセイが読みたいと思って図書館へ行ったら、

「思ってたウツと違う 新型ウツ うちの夫の場合」を見つけた。

重い内容だった。

配偶者がウツ病になり、池田さんは配偶者を憎むようになった。

単に「難い」と言うんじゃなく、

「消えてしまえばいいのに」という表現だったし、

自分の足を引っ張る邪魔者として配偶者は描かれていた。

配偶者が4階の部屋から飛び降りようとすれば、池田さんは止めた。

けれども、本音として「邪魔だ。死ねばいいのに。結婚する相手を間違えた」などというように、

配偶者を憎んでいる。

赤裸々に本音を書いている。


池田さんと同じように、配偶者がうつ病という人は共感するだろうが、

病気の当事者が読んだら、かなりダメージを受けるだろう。

病気の真っただ中の人に読ませてはいけない本だと思った。


・・・わたむし(妻)