児相の引き継ぎに相違という記事
6月17日の新聞に、「児相の引き継ぎに相違」というタイトルの記事があった。
東京都目黒区で5歳の女の子が虐待死した件に関わる記事。
女の子の家族が東京都へ引っ越す前にいた香川県の児相は、
継続支援を必要とする「ケース移管」と伝えたが、
東京都品川児相は終結した事案とみなす「情報提供」として受理していたという。
なんで判断に違いが生じるか、記事で読み取れなかった。
国の指針で「状況の改善が図られ終結したが、再発する可能性がある」事案に適用される「情報提供」として受理。
この文章の意味が分からなかった。
香川児相の「ケース移管」という引き継ぎを、
亡くなった女の子の家庭について全く知らない東京都品川児相が、「ケース移管に当たらない」と判断したのは
なぜ?
「国の指針」とは?
●が「国の指針」で○になった?
意味が分からない。
「国の指針」は、香川児相の申し送りを捻じ曲げるものなのか?
意味が分からない。
本当に生活に行き詰っている人が餓死した。
生活保護を減らすという目的を達成させるために、市民の苦境を救わないという判断がなされたと
私は受け止めた。
今、北九州市は市政を改めていると聞くが、
生活保護が受けられずに餓死した人がいたことは、
多分、記憶の隅にいつもあって忘れられないだろう。
香川児相と品川児相に見解の相違があったことについて、
子どもの命を守るより重要視する要素があったのではないかと思えてくる。
過去に北九州市でそうであったように。
人の命を救う仕組み、セーフティーネットと言うのかな。
一つのネットからこぼれ落ちても、
別のネットが拾うというセーフティーネットだと良いなあと思うが、
「国の指針」を理由に、あえて救いのネットを畳む場合があるのだなあと
記事を読んで思った。
・・・わたむし(妻)