群ようこ 「かるい生活」
以前読んだ「ゆるい生活」の続編だなあと思うと読みたくなった「かるい生活」。
「ゆるい生活」で書かれていた漢方薬局のこともたくさん書かれていた。
断捨離やミニマリストについて書かれていた。
老支度として、群ようこさんは身辺整理をして、
家族との関係も見直し、群ようこさんにお金をたかる母親は弟と絶縁するという。
人間関係も断捨離し、かるくする。
群ようこさんの小説を読むと、優しい人がたくさん描かれていると思ったが、
人って、やはり優しいばかりではなく怒りや憎しみも抱えているのだなあと
このエッセイを読んで思った。
群ようこさんは、気になる人たちや家族に向けた憎悪をこの本で吐き出している。
「かるい生活」というタイトルだから、読んだら気持ちがすっきりするかと期待していたら、
憎悪の心を読むことになり、少し気が重くなった。
体のケアについての内容はとても勉強になった。
なので、プラスマイナス、ゼロ。
読んで良かったと思う。
・・・わたむし(妻)