ビリギャル

昨夜テレビで「ビリギャル」が放映されていた。

夫は「ビリギャル」が好きなようで楽しんで見ていた。

私は、その「ビリギャル」は好きではない。

主人公が夜、寝ずに勉強して、昼間は学校で眠っている。

高校で学ぶ意味がないというメッセージが発信されているように感じる。


学校で教師が生徒をクズと言う場面にもイライラする。

高校生が夜通し遊ぶ姿にも。

補導されないのかとイライラ。

授業中に堂々と寝る様子にイライラ。

笑えない。

塾での勉強には意味があり、なぜに学校での勉強は無意味なのか?

生徒が授業そのものを無視するかのような態度で教室にいる様子に胃が痛くなるような思いがする。

主人公は中高一貫の私立高校へ行っているのだから、小学校で学力がなかったような困難な人ではない。

名門高に入学してから学ばなくなった人だ。教育にお金をかけている家の子だ。

その上に、学習塾にも大金を使っている。お金かけている。

とにかく、教育にお金をかけられないという庶民の話ではない。奨学金の心配もないんだし。

単に勉強を頑張ったという物語ではないだろう。

教育にお金をつぎ込むお家の物語だと思う。

奨学金をかりなくても大丈夫、お金の心配のないお家の話。


しかし、夫が「ビリギャル」を好きなように、多くの人に支持されヒットした映画。

みんな、何に共感したんだろう。

ネットで感想を検索して読んでみると、勉強を頑張る姿に感動したとか、泣いた等の感想が多かった。

私のようにイライラしたという感想はなかった。





・・・わたむし(妻)