水城のコスモスと飛行機

水城にコスモスを見に行った。

大昔、外国から攻められるのを防ごうとして築かれた土の壁。

今は、その壁をぶった切って鉄道や道路が走っている。

高速バスや電車で福岡へ行くとき、いつもその土の壁を通り過ぎていた。

土の壁を「水城」と言う。

なんで、「水城(みずき)」と言うんだろう?

水の城?

水はない。水城のそばには、広いコスモス畑がある。

休耕田でコスモスを育てているように見える。

多くの家族がコスモスを見に来ていた。私ら夫婦もその中にいた。

もうコスモスは花盛りを過ぎているようで、近くで見るとあまりきれいではなかった。

離れて見ると、ピンクの花々が咲く様子は美しいと思った。


敷物の上に座って、コンビニか弁当屋のカレーを食べている人がいたり、賑やかにお弁当を食べている人がいたり、犬を遊ばせている人がいたりと賑やかだった。

とくに子どもたちは元気に遊んでいて、かわいいなと思った。

子どもたちは虫取りあみを持っていた。バッタが取れるのかな?


道路の側に建設中の建物があった。

水城の堤防のように土の壁に見えるが、建物。資料館か何かになるのかな?


ダイソー水城店で1000円程度の買い物をして店を出ると、目の前に低空飛行の旅客機がお腹を見せて旋回する様子が見えた。

空飛ぶオオトカゲのようだと思った。

墜落直前の飛行機にも見えるが、夫が言うには、飛行機がよくそこで旋回しているのだそうだ。

珍しくない当たり前の光景という。


以前、電車から見えた飛行機が墜落しそうに感じたのは、これだったんだなぁと納得した。

・・・わたむし(妻)