自衛隊ヘリの墜落
学生の頃、同じ下宿に神崎出身者がいたから、
ニュースで「神崎」と聞き、昔の記憶が蘇った。
佐賀弁が飛び交っていた。
別れ際に「そえぎ」と言うその人たち。
「そえぎ」とは、「さよなら」のような意味のようだった。
佐賀弁に違和感を持ちつつ、楽しく過ごしていた思い出がある。
佐賀のことはあまり知らないが、「神崎」という地名は知っている。
そこで、「起こってはならないことが起こった」と言われている。
部品を交換しテスト飛行しているヘリコプターが民家に墜落した。
操縦していたと思われる自衛官は死亡し、同乗していた上官の遺体の一部が見つかった。
「起こってはならないこと」というのは、民家に墜落したということ。
国民を守るべき自衛隊が国民を傷つけてしまったから、「起こってはならないことが起こった」と言われているみたい。
テスト飛行か・・・しかし・・・、テスト飛行を頭上でされるのは嫌だなという思いが持ち上がる。
テストは安全に行える場所で行ったらいいのではないかな。
民家がない場所でのテスト飛行って、無理?
私が住む筑紫野市でも、テスト飛行や諸々の飛行は行われているのかな。
ヘリコプターの音は、毎日聞こえる。
その音が、民間のものか自衛隊のものか分からない。
飛行機も飛んでいて、その影が我が家を通過する。
それにしても、「起こってはならない」と言っていても事故はゼロにならない。
事故は起こりうる。
ニュースでは、自衛隊のヘリコプターの整備や修理について、全く触れられていない。
どこでどんな風に整備しているんだろうか。
ミスを防ぐ手立てなんかも知りたい。
それにしても、墜落したヘリコプターはどこを目指して飛んでいたんだろう?
神崎は佐賀だが、佐賀県って、
福岡県の隣だし、
私の住む筑紫野市から見ると、すぐそこ、近くだ。
筑紫野インターの次の基山は佐賀県だ。
基山から筑紫野に通勤している人は少なくない。
あのヘリは、テスト飛行としてどこからどこへと飛ぶ予定だったのか?
春日市?
久留米市?
どこを飛んでいるんだろうか?
分からないことばかりだ。
自衛隊に悪い印象を持っていないが、分からないことばかりだ。
墜落したヘリは、攻撃用のアパッチと呼ばれるものだとニュースで知ったが、
弾薬などを積んで飛ぶ場合、どこを飛んでいるのかも知らない。
大分の日出生台演習場では実弾演習を行っていると聞くが、
当然、陸上自衛隊のヘリも実弾を飛ばしているんだろう。
分からないことばかりだ。
ヘリが落ちて家が焼けたり怪我したり、死者が出たりすることが、
もう起きて欲しくないが、起こる危険は誰にもあるだろう。
それなのに、何も知らないで暮らしている。
・・・わたむし(妻)