八日目の蝉
金曜ロードショーを録画して「八日目の蝉」を見た。
通して見て、誰が主人公なのか私には分からなかった。感情移入できる人物がいなかったからかもしれない。
誘拐された女の子は、自分を誘拐した女性を母親だと思っている。
誘拐犯の女性は、誘拐した子どもに愛情を注ぎ幸福感を味わっている。
その偽親子は、幸せな母子に見える。
私はその二人の様子に感情移入できなかった。
だって、二人が愛情で結ばれていても、誘拐犯の女性には、子どもを誘拐された人は眼中になくて、
罪悪感がないんだもの。
中絶して子どもを失うという経験をした女性が、出産した女性を苦しめるという話に感情移入できなかった。
・・・わたむし(妻)