15人待の「ナイルパーチの女子会」
柚木麻子の「ナイルパーチの女子会」が読みたいのだけど、
図書館へ行ったところ、15人が予約していると分かった。
一人2週間借りるとしたら、30週間待たなくてはならない。
順番がめぐってくるのは1か月を4週間としたら、8か月先。
粘り強く待てるかと自分に問うたら、心の中の自分は「待てない」と言った。
やっぱり買わなきゃ読めないかな。
図書館は作家や出版会社の敵のように言われているけど、今回は、図書館が本を宣伝しているように感じた。
いつも図書館の棚にある本は人気がなく、さらに読まれなくなると棚から書庫へ移されるだろう。
予約が入っている本は、面白いに違いないと期待するから読みたくなる。
私は図書館の柚木麻子の棚で、まだ一度も「ナイルパーチの女子会」のタイトルを見たことがない。
棚に入る前に借り手に渡っているからだろう。
借りられないと思うと買いたくなる。
この本を買うかどうか・・・迷うなあ。
作家や出版会社は「買いましょう」と言うだろう。
だが、迷う。
だって、何度も繰り返して読みたくなる小説は少ないからだ。
たいてい、一度読んだら満足する。
・・・わたむし(妻)