ゴミがゴミを呼ぶんだよ

先週だったか・・・「モーニングショー」で

ゴミ屋敷の住人が紹介されていた。

その人は離婚して一人暮らしの60代男性。

無職。(定年退職か?)

1年前からゴミを捨てるのが億劫になり、住んでいるアパートがゴミ部屋になってしまったという。

アパートの住人も大家さんも困っていた。


男性の発する言葉に、うなづく自分。

いろいろ話していたが、その中の言葉「ゴミがゴミを呼ぶんだよ」という言葉が

忘れられない。


ゴミ捨てをし忘れたらゴミが溜まり、

ゴミ捨てが大変になる。

すると、やる気が失せる。

そして、ゴミがさらに増えて、

もう自分一人では、どうにもならない状態になってしまう。

こういうのが、「ゴミがゴミを呼ぶんだよ」という状態だろう。


テレビ番組で、ゴミ屋敷の住人を「異常な人」と扱うことが多い気がするが、

「ゴミがゴミを呼ぶんだよ」という言葉を聞いて、

ゴミ屋敷・ゴミ部屋になるきっかけは誰にでもありそうだと思った。


私は主婦業以外の仕事をしていないので、

ゴミ捨てを忘れるほどの忙しさの中にいないが、

フルタイムで働き、残業もしていたら、ゴミ出しに間に合わないという失敗をしてしまいそうだ。


私の住む地域では、夜間にゴミが回収される。

夜中の12時くらいにゴミ回収車が来て作業している。

疲れて寝落ちしたらアウト。

ゴミは溜まる。

家族と同居していたら、ゴミ・アウトは少ないだろうが、

一人暮らしだと、アウトになることあるだろう。


もしかしたら、ゴミ屋敷の住人は、一人暮らしが多い?

料理、洗濯、掃除、入浴、ゴミ捨てなどの作業は、一人で全部こなすの、

意外と大変かもしれん。


人によっては、風邪をひいたくらいの些細なことが

ゴミ屋敷化のきっかけになるかもしれん。


ゴミ屋敷になってしまったら、

「集めている」「勝手に捨てないでほしい」と

屁理屈を言うのかもしれん。


「困っているから助けてほしい」と言ったとしても、

何十万円もかかるから言い出せないのかも。


そうなる前に、頼れる人がいたらいいのに。

「ゴミがゴミを呼ぶんだよ」と言った60代男性は孤独だった。

趣味の友人でもいれば、心の張り合いもあって億劫な気持ちは軽くなるだろう。


ぁぁぁ、ゴミ屋敷・ゴミ部屋の住人と自分を重ねて見ているなあ。私。

私だって家族に見限られて孤独になったら、

あんな風になってしまうかも・・・他人事じゃないよ。


・・・わたむし(妻)