梅雨入り早々、災害級の雨

ニュースで、一面茶色い水が流れる様子を見て、

生臭い土の臭いを思い出す。

数年前の水害を思い出す。


朝、生臭い臭いを嗅いでベランダから外を見たら、

低いところに水がたまっていて、田植え後の田んぼは茶色い水に沈んでいた。

道は川のようだった。

低い方へと水が流れていて、

交差点に警察がいた。

水没した車があった。

遠くに見える山の一部分が崩れ、

赤い土がむき出しになっていた。

鉄道が通る鉄橋の下が駄目になり、鉄道はストップ。

大きな岩が上流から流れてきていたようだった。

ゴロゴロと大きな音がしていたと聞いた。

土砂崩れで亡くなった人が何人もいた。

すごく怖かった。

あの時、夜に激しい雷雨が続いた。

朝に、景色も臭いも変わっていたのだった。

私はたまたま被災しなかっただけ。


山道を車で走っていて、

どどっと山から水が押し寄せ、

前にいた車がスピンし、私はUターンして家に戻ったのも思い出す。

数秒ずれていたら私の車がスピンしていただろう。


今の住所に引っ越してきてすぐ、

またまた水害に驚いた。

数日間、近隣の惨状がニュースで報じられた。

やはり、低い所に水が流れ込み、

床上浸水にまでなってしまうようだ。


今住んでいる所は、偶然にも水害に遭いにくいらしいが、

近隣に水害に遭いやすい低い所がある。

散歩していると、川に向かって土地が低くなっているのが分かる。


去年、土砂崩れでなくなった人がいたし、

浸水して大変なところもあった。

毎年のように、水害が起きている。

明日も雨は続くそうだ。

今年は大丈夫であってほしい。


・・・わたむし(妻)