自由は怖い

昨日、夫は飯塚の方へ行き、

美術館に立ち寄ったと言っていた。

二科展の審査員にもなった有名な画家の作品が展示されている美術館。

その絵が好きだと思ったかどうか夫に尋ねると、分からないとの返事だった。


最近、私は、小説を読むときと同じように、

絵を見るのも用心したいと思うようになった。


男性画家は、なぜヌードを描くのだろう。

絵画には、女性の裸体をモチーフにした作品が多いと思う。

なぜ?

描きたいから?


表現は自由だから何をどのように描いても許されるのだろうか?

売れるなら許されるのだろうか?

売るために過激な表現をしているのか?


抽象画でも、見ていて不快な絵もある。

意味は分からなくても、いつまでも見ていたい絵もある。


最近、会田誠をセクハラで訴えた女性についてのニュース記事を読んで、

やはり、絵を見るときには用心しなければならないと思った。

会田誠は、芸術家として有名な人だそうだが、

エログロが特徴の作風という。

それが好きだったり、会田誠の心性に共感する人でなければ、

絵を見ただけで傷ついてしまうだろう。


私だったら、会田誠の講演会と知っていたら、そこへ行かない。

どんな内容か知らずに講演会へ行き、深く傷ついてしまった女性をとても気の毒に思う。

私は許容範囲が狭いと自覚しているから、そう思う。

・・・わたむし(妻)