半分、青い。先が見えない閉塞感

朝ドラ「半分、青い。」を見ていると、モヤモヤした思い気分になることが多いが、

今日の展開を見て、先行き不透明な閉塞感をドラマに感じていたからだと思った。

主人公・鈴愛は漫画家になるという夢を実現したが、漫画を続ける自信をなくす。

「やめるかも」と電話で祖父に告げる。

中村雅俊演じる祖父は、戦争での経験を語り、「なんとかなる。大丈夫だ」と励ます。

祖父は敗戦後、現地の人にかくまってもらい、洞窟の中でしばらく暮らしていた。

洞窟は日が射さず真っ暗だが、一日のうち15分間だけ日の光が見える。

真っ暗な中にいて、15分間の光を見るだけでも希望が持てたと祖父は語った。


真っ暗な洞窟で見る光・・・。

閉ざされている洞窟にも光が射している。

希望が見えているかのような祖父の励ましだなあ。

たしかに、漫画家を辞めたとしても、最悪の状況じゃない。

何か自分にできることを見つけて働き、暮らしていると、

希望の光を見つけ出すかもしれん。

別の世界で生きていく勇気が必要なんだなあと思った。



ドラマの主人公の実家も、時流の変化によって売り上げが落ち、経済的に苦しくなっている。

商店街は寂れていく。衰退していくばかりだが、希望がないわけじゃなかろう。


・・・わたむし(妻)