雇い止めショックという記事

「雇い止めショック」というタイトルの記事を読んだ。

コンサルティング会社で働いていた人、TOTOの関連会社で働いていた人が雇い止めについて

裁判をするという内容だった。

コンサルティング会社は、企業の経営にアドバイスをする仕事をしている会社だろう。

この会社は、非常勤を無期雇用に転換しないようアドバイスしているのだろう。

TOTOは、北九州にある優良な会社だと思うが、私はTOTOの便器を使っていても、自分には遠い会社だと思っていた。

前々から、「九州大学卒以上の学歴がないと採用されない」という噂を聞いていて、そこで働くのは無理と思っていたから、気持ちの中で距離ができていて、遠い存在だった。

それは、悪い意味での距離ではなかったが、「雇い止めショック」という記事を読んで、「ちょっと嫌いかも」という距離になった。

「雇い止めショック」の記事で、TOTOの関連会社は、一定の職務能力に到達しない場合は雇止めするという一文のある労働契約書にサインさせていたという。

ということは、労働契約を交わすときに既に、雇止めへの流れが作られていたことになるから、最初から、無期雇用しようという会社ではなかったんだなと思い、「ちょっと嫌いかも」という思いになった。

便器を作る職人の待遇も知りたいと思ったりした。


TOTOのことではないけれど、同じ会社の中で、

大事にされる人と粗末にされる人の差があるという話をよく聞く。

前に書いたことだけど、営業職は高給で事務方は冷遇されていたりする。

そういう話を聞くと、自分のことのように腹が立つ。


同じように、「雇い止めショック」の記事を読んでモヤモヤした気分になった。

非正規で働いている人たちにも生活があるのに、

会社はそういう扱いをしていない。

人を人として扱っていない。

取り換えのきく部品のように扱っている。


そういう会社が、コンサル会社だったり、

大会社だったりする。


雇い止めは違法じゃないんだろうけど、

無期雇用をさけるケチなやり方だ。

そんなことをして内部留保したいのかな。


・・・わたむし(妻)