薬を売ってもらえなかった・・・とほほ
朝、鏡で顔を見ると、白目が真っ赤になっていた。
痛くはない。
前にも同じようになったことがあり眼科へ行ったが、
自然に出血したところが回復すると言われ、治療しなくても良かった。
また、同じ。
治療しなくて良いと思ったが、最近、むくみが気になっているので、
雪が降る中、私はドラッグストアへと歩いた。
「むくみに効く薬は?」と店の人に尋ねると、
漢方薬が並ぶ棚へ案内された。
「何か飲んでいる薬はありますか」と訊かれ、
「コレステロールの薬を・・・」と答えた。
すると、薬の飲み合わせで問題が起こることがあるという説明を受けた。
コレステロール、血圧の薬については、飲み合わせに注意する必要があるとのことで、
私の場合、薬局や病院に問い合わせて飲んでも大丈夫か聞いてからでないと売れないということになった。
私はバッグに財布と携帯電話しか入れてなくて、薬について問い合わせるなら帰宅しなければならない。
むくみに効く薬が欲しかったが、
ドラッグストアからの帰り、あまりに寒くて「薬が欲しい」という思いがなくなってしまった。
ただ、むくみは相変わらずだし、目も赤いままだ。
「病院へ行く?」
内なる声が聞こえたが、寒さに負けてしまった。行けない。
それに、
ドラッグストアで薬が買えると思っていたが、どうやら私は気軽に薬を買えない立場らしいと思うと、
心の中にも寒さがしみるようだ。
薬屋で薬が買えないなんて・・・。
いやいや、そういうことじゃなく、薬局に問い合わせれば済むことだ。
「薬を売ってもらえない」と全部否定する考え方の歪みが出ているだけ。
寒い中にドラッグストアへ行って、「薬が買える」と期待していたところ、思うようにならなかっただけ。
今度の通院日に気になるむくみや赤くなった目について話してみればいいんだ。だから、今日、薬を売ってもらえなくても大丈夫。
そんなふうに、がっかりした自分を自分で励ました。
・・・わたむし(妻)