小泉今日子



「堂々と不倫宣言なんて 素晴らしい」「キョンキョンらしい」と

小泉今日子の不倫告白を支持する声があるようだ。

小泉今日子は、罪を背負うと言っていたが、具体的にはどういう背負い方なんだろうと疑問に思った。

お金で解決するという意味かな?


不倫をしていても、仕事を失わずキラキラと輝いていられる小泉今日子は、特別な存在のようだ。

離れるファンがいたとしても、最近のドラマであくの強いおばさん役を演じ、アイドル色は抜けているし、

エッセイを書くなどの文筆業でも活躍いている特別な人のようだ。


「素晴らしい」と擁護したのも、松任谷由実という特別な人だ。


私は、一人の人間として、美しく輝く星々と星座を見ながら、知っているギリシャ神話を想い起こすような気分になった。

ギリシャ神話では、神様たちは人間のように悪いこともするんだけど、

それでも神様。


悪いことをしていてもキラキラと輝いている神様たちって、キラキラしていない人間を見ているだろうか。


キラキラしていない人間の私は星座を見ることができるが、

神様ポジションからは、人間の一人である私を見ることはない。

遠い世界の神様はいる。


そして、思う。

神様たちって、ワガママだ。

ワガママでも神。

そう思うと、ちょっと吐き気がした。


小泉今日子は、文春などの週刊誌に書き叩かれるより自分で行った方がマシだから告白したのではなかろうか。

恋愛の歌をたくさん書いてきたユーミンが「素晴らしい」と言って擁護するのにも、何か理由があるんだろう。


吐き気がするほどガッカリしたのは、私が小泉今日子のファンだったからだ。

あ~、知りたくなかったなあ。

それでもファンでいられるかという問題が持ち上がり、

「好き」を「嫌い」が上回ると、苦い思いがこみ上げる。

ああ、そうか。

吐き気がするくらいに、嫌いになったんだな。


不倫を告白してもなおキラキラしている様子を見て、

私は、「いじめ」を連想する。

いじめの加害者たちは、反省しないし償いもしないのだ。

「いじめ」を過去のこととして忘れ、被害者を置き去りにする。


・・・わたむし(妻)