シンクに洗い物を溜めないためには

飲食後にすぐ皿やカップを洗うと、洗い物はたまらない。

そこに「面倒くさい」という悪魔のささやきが横切る。

悪魔じゃなく、自分の内心。

自分の中にいる邪悪な心。


で、面倒でもやるには、手軽にやる方法でやる。

今のところ、マイクロファイバーが食器洗いに活躍している。

油で汚れた食器をキッチンペーパーで拭くと、濡れたマイクロファイバーで擦れば洗剤を使わなくても食器はキレイになるようだ。

水切りして布巾で拭きあげて棚に戻す。


「除菌はできてないね」

心の声が聞こえる。

確かに、除菌を売りにしている洗剤を使っていないから、

汚れを取っただけだ。


除菌まで気にして食器洗いをするなら、これでは不十分だなあ。

やっかいだなあ。私の心の声って。

どうしたらいいんだろう。


ぼんやりしていると、昔の記憶が蘇った。

学生の頃、被服についての講義で、先生は時々脱線して自分のこだわりの家事について話した。

食器洗いについても話していたなあ。

濯ぎ終わった食器に熱湯をかけると先生は言っていた。

熱湯消毒になるし、温まった食器は乾くのが早いということだった。


やかんで沸かしたお湯を食器にかけるとしたら、お湯の逃げ道を作っておく必要があるのかな。

そもそも、ズボラな私がやれるだろうか?

食洗器を買えば済むことのようにも思う。


おや。古い記憶が蘇った。

哺乳瓶を熱湯消毒していた記憶だ。

育児真っ最中のあの頃、哺乳瓶の消毒はそんなに面倒じゃなかった。

熱湯消毒するのが当たり前だと思っていた。


そうか。当たり前にしてしまえば、面倒じゃないんだな。

・・・わたむし(妻)