不滅のハローワーク

図書館で借りた少し古い本。

52回の転職経験のある著者が仕事について語っている本。

裏話が面白かった。

私には何十回もの転職はできないから、52回の転職というその人が

異次元の人のように感じられた。

ただ、著者は、すごく働き者なんだなあと感心した。

体を動かして働くのが好きで、接客も好きだろう。

世の中には優しい人がたくさんいると書かれていたから、

対人恐怖もないだろう。

すごくポジティブな人だと思った。


たくさんの仕事について書かれている中で、キャディーについては興味深かった。

著者は正社員として10年間、キャディーとして働いたが31歳のときにリストラされた。

このリストラから、教材の営業やナイトクラブ、プールの監視員など数多くの転職をしている。

リストラがなかったら、多くの転職をしていない。転職を繰り返していなかったら「不滅のハローワーク」を書いていない。

なので、リストラがあったからこその本と言える。

会社を辞めさせられるという辛い経験を、見事に昇華しているのは、スゴイと思った。



著者のブログも読んでみた。

「不滅のハローワーク」の明るい文体と違い、

ブログの文体には棘があった。

結構、攻撃的な人だなと思った。


・・・わたむし(妻)