自殺の予兆があった 中二自殺
福井県で中二男子が自殺した件で、
同級生に「死にたい」と話したり、家族が自殺を心配したりしていたという
自殺の予兆があったとニュース記事で知った。
友人から「死にたい」と打ち明けられたらどうしたらいいかと、普通は考えないことだけど、
もし、そういう事態に直面してしまったら、決して自分一人で抱え込まないで、
友人が自殺するかもしれないと身近な大人に相談してほしいと思いながら記事を読んだ。
「死にたい」いう告白は、裏を返せば、「助けてほしい」というメッセージ。
「死にたい」と言った友人の親に話すとか、自分の親に話すとか、誰でもいいから話す。
保健室の先生とか、部活の先生とか。
校長先生とか。
大人に話す。
「死にたい」という気持ちは、その時だけのことじゃないはずだ。
「死にたい」と言葉にする前に、死について思いめぐらしたり、イメージしたりしているはずだ。
その暗いイメージに飲みこまれそうな危険な状態かもしれない。
「死にたい」と打ち明けられたら、その人を一人にしないよう一緒にいてあげてほしい。
「助けたいから、大人に話すよ」と言って、大人に言ったらいい。
「誰にも言わないで」と拒否されても、命に関わることだから話すと言えばいい。
ニュース記事には、先生が理詰めでしつこく叱責していたと書かれていた。
中二のその生徒が大人しいから、先生は言葉で攻撃できたんだろう。
その叱責の内容が記事では分からないが、勝手に想像すると、
「どうして宿題が出来なかったの?」と繰り返し質問していたのではなかろうか。
生徒が何を答えても先生は納得することはなく叱責を延々と繰り返すという、不毛なやり取りになっていたのではないかな。
・どうして宿題ができなかったの?
○部活で疲れてできませんでした。
・じゃあ、部活止めなさいよ。
○・・・答えられない
・宿題、やれないならならなくていいよ
○いえ、やらせてください
・やらせてください?あなた、宿題ずっと提出してないじゃない?
○・・・答えられない
・やらないのに、やらせてください・・なんて、私を馬鹿にしているの?
○馬鹿になんてしてません
・馬鹿にしてるでしょ
みたいな、不毛なやり取りしてたんじゃないかと私は想像した。
先生は自分を認めることはない。こんな日が永遠に続きそう。もう死んで終わりにしよう。
生徒は決心して飛び降りたんだろう。
でも、誰か大人に相談したら、生徒は保護され守られただろう。
・・・わたむし(妻)