三菱重工の潜水艦・・・

一昨日と昨日、池上彰さんの番組を見た。

一昨日の番組で印象に残っているのは、最新鋭の潜水艦。

潜水艦は深い海底に潜み、海中の音を分析する。

訓練の様子も取材されていた。敵の船に魚雷を発射する訓練だった。

魚雷は敵船の下で爆発し、船をぽっきり折ってしまう。確実に命中させ、船を沈めてしまう。

潜水艦の内部は、宇宙船のようだった。


昨日の番組で、その最新鋭の潜水艦を作ったのが三菱重工と分かった。

法律が改正されて、武器輸出が可能になり、三菱重工はオーストラリアに潜水艦を輸出しようとしているのだそうだ。


日本の武器輸出が気になり検索してみた。

三菱重工だけでなく、川崎重工東芝など、いくつもの会社が武器を生産し、

武器の見本市に出品していると分かった。


発展していく技術は、平和な世の中で、生活を豊かにする技術でもあるし、破戒や殺戮にも使われる技術でもある。

生活が便利になったなあと実感する一方で、人殺しの技術も発展していってる。

世界一の技術を目指すということは、一方で最強の武器を作ることも可能にする。

その武器は、何百億円もの商売になる。


平和な日本で作られた武器が、世界のどこかで使われ、人の命を奪っているのだなあ。

日本が原子力発電を止めないのは、核兵器につながるものがあるからなんだろう。


日本は武器を輸出する国になった。

こんな現実が、平和憲法の下で行われている。

現実に合わせて、憲法を変えようと言う人たちもいる。

いつの間にか、平和憲法は現実に合わないものになってしまった。


三菱重工が作ったH2ロケットの発射を、ただ素晴らしいと思うんじゃなく、

ミサイルも発射できるようになったんだなあと思おう。



・・・わたむし(妻)