セシルのもくろみ

ガリガリに痩せて、髪も服にも気を遣わない主人公が、

突然、雑誌ライターから「読者モデルになってほしい」とスカウトされる。

モデルという仕事に気がすすまなかった主人公が、徐々におしゃれに目覚めていくドラマ。


女性同士の友情や足の引っ張り合いが描かれている。

女性を、女性というだけで差別する男性も登場。

使える、使えないとコマ扱いする者も。


こういうとあるなあ。あるあるの話だなあと思いながらドラマを見てきた。

来週が最終回。

主人公に自分を重ねて見ることはできないけど、

男社会の中にいる女性を見るという視点で見ると、

あるあるな話。


共感できる点は、地味な主婦である主人公が地道に努力する姿。

ただ、主人公はガリガリに痩せているところに自分を重ねられない。

そこが残念。


風呂上がりにビールを飲みたいのを我慢している主人公にも重ならない。

私はお酒を飲まないから。


このドラマでは、美しい人がどんな努力をしているかがちょっと分かる。

そして、美しくて努力していても、心はまた別なんだなと思った。

ライバルを蹴落とすやり方は、意地悪で嫌らしい。

言葉は優しいが、心は刺々しい。

そんな中、主人公は、行動と心が一致している。

嫌なことは嫌と思っているし、自分を誤魔化したりしていない。


そこが面白いところかな。

・・・わたむし(妻)