小林麻央と豊田議員
小林麻央さんが亡くなったというニュースでは、
「奇跡は起きませんでした」という言葉が耳に残った。
少し違和感があった。
私の受け止めとしては、ガンで亡くなったというもの。
奇跡的に回復した例を聞くことが多いように感じる「ガン」。
小林麻央さんのことでは、やはりガンは怖い病気なのだと再認識した。
有能なキラキラした人であっても、病気で亡くなってしまうという現実を見た。
小林麻央さんは、亡くなる2日前までブログを更新していたとニュースで知った。
痛くて苦しくても、口角を上げて笑顔を読者に届けていた。
言葉は前向き。
絶望せず、「今」を大事にしていたんだな。
私は、アナウンサーとしての小林麻央さんを全く知らず、
闘病の姿勢を記憶に留めた。
人はどんな死に方をするか分からない。
なぜだろう。
ふと豊田議員の罵声が脳裏に流れた。
怒りにまかせて、秘書の娘さんが交通事故で無残に死ぬ様子を面白おかしく歌っていた。
似たような人をネットで見ることがある。
怒りに任せて、「殺す」とか、「死ねばいいのに」などとネットで発言する人は少なくない。
人間が一人一人別々だとしても、
「人間」という生物として見るならば、
小林麻央さんのような愛情ある姿と豊田議員のような憎悪を人に向ける姿の両方を併せ持つのが、
「人間」なのだなぁと思う。
愛情と憎悪の両方を持ちつつ、どちらを選んで行動するか自覚しなくてはなぁと思う。
・・・わたむし(妻)