自問自答

夏の暑さが怖いなら、ガンガンとエアコンを使えば良いではないか。

我が家でも、ガンガンとエアコンを使えば良いではないか。


九電のホームページを見ると、アンペア数を上げる工事は簡単なようだ。

ただ、基本料金が高くはなるが。


怖い思いと基本料金の増額を天秤にかけると、

怖い思いを何とかしたい思いの方が重い。


お金を払ってでも、何とかしたい。

しかし、管理会社が言うところでは、アンペア数は上げられないそうだ。

耳を疑った。

流れてくる電流をみんなでシェアしているから、使える電気量が有限とのこと。

勝手にアンペア数を上げて電気を使うと火災の原因になるって・・。

遮熱カーテンとかを利用して我慢してほしいって・・・。


「そうなんですか」と私はおとなしく相槌を打って話を聞いたが、

今日になって、じわじわと怒りが湧いてきた。


暑さのために、熱中症脳梗塞になったとしても、

誰も何の責任もとらず、自己責任と言われるだけなんだろう。


空腹ならケーキを食べたら良いのに・・・。

私の脳内で、こんな言葉が思い起こされた。

暑いならエアコン使えば良いのに・・・と言われしまう貧民の私・・・。


フランス革命では、貧しい民衆が蜂起し、特権階級をギロチンにかけた。

空腹ならケーキを食べたら良いのにと言ったマリー・アントワネットもギロチンで首をはねられた。

革命では、貧しさを正しさに置き換えて、富める者たちを裁いた。

今の私は、他の貧しい人たちと連帯することもなく、ブログでボヤいている。

革命の時代ではない。

富める者は自由に電力を使って快適に過ごしている。


湧き上がった怒りを静めるか、発散するかしたいなぁ。


不動産屋のホームページをいくつか見てみると、なぜだろう。

どれくらい電気を使える環境であるかは書かれていない。

書いててほしいものだ。電気のことを。


って、こんなことを書いても、怒りの発散にはならない。

怒りがくすぶってしまう。


「怒り」は、今の状態は良くないよと

自分に知らせてくれる大事な感情だ。

建設的に発散して、現状を良くしたいものだな。



ブログを書いていて、ふと、アイヒマンテストを思い出した。

どうしてアウシュビッツの悲劇を止められなかったかを調べた心理実験だったかな。

被験者はボタンを押す。すると、人の悲鳴が聞こえる。

被験者は、人を苦しめたくなくてボタンを押したくないと思うが、

ボタンを押すように指示されて、ボタンを押し続ける。

悲鳴は偽の悲鳴だから、誰も傷ついていないが、

この実験で、人は相手が死ぬまでボタンを押し続けるという残酷さが分かったという。


そうだな・・。管理会社の人は、ルールを守るために、

暑さ、我慢してほしいと言ったんだなあ。


って、納得はできないけど・・・。


納得できないなら、どうする?


このサイトを見ると、我が家のような場合は諦めるしかないと書かれている。


諦められないなら、どうする?


どうしようもないな。

火災の責任なんてとれない。


とりあえず、電気について調べてみよう。


・・・わたむし(妻)