遮熱カーテン

この数日は、夏のような暑さだ。

暑い。


ふと、去年の夏を思い出した。

39度の熱が続いた。

家で一人、ただただ横になっていた。

喉の渇きも分からず、部屋の暑さも分からず、

救急車を呼ぼうかと迷った。

家から最も近い内科へ歩いていき、病名の診断もつかないまま、

白血球数が高かったから抗生剤を出してもらった。

顔の左半分がパンパンに腫れ、フラフラだった。

耳も痛かった。

次の日、少し熱が下がって、少し動けるようになった。

夫に耳鼻科と皮膚科へ連れて行ってもらった。

皮膚科で、丹毒と診断された。


そして、昔は丹毒で亡くなる人は少なくなかったと知った。

免疫力が低下していたのではないかとも言われた。


夏の暑さが体力を奪い、丹毒になったのだと私は思った。

去年、暑さで死ぬことがあるのだなと暑さに恐怖した。


それで・・・、この数日の暑さに怯えている。

去年のような思いはしたくない。


去年の夏、エアコンをつけてても室温はなかなか下がってくれなかった。

ガンガンに冷やしていても、室温は30度。

エアコンを停止すると35度越え。

外はもっと暑いから、出かけるのも難しい夏。

もうすぐ、怖い夏がくる。


角部屋だから容赦なく太陽に照りつけられる我が家。

日陰に入らないからなぁ。

なんとかマシにならないか、ダメ元で管理会社に訊いてみた。


暑さ対策、何かないですか?

窓に断熱シートを貼ったり、遮熱カーテンを使ったりすると良いとのことだった。

それで涼しはならないが、マシにはなるらしい。


夏になる前に、ニトリナフコなどのホームセンターへ行って、遮熱カーテンというものを探そう。

体力が低下して、丹毒のような感染症にやられてしまったら、

もう死ぬんじゃないかと怖くなる。

そんな恐怖を味わうのは嫌だ。

マシになる対策しなくてはなぁ。


・・・わたむし(妻)