残業100時間
仕事が忙しい時期、残業を月100時間まで容認するというルールが作られたというニュース記事を読んだ。
月100時間を奨励するのではないそうだが、月80時間が過労死ラインだから、
結局、忙しい時期に働く人が疲れて心身を壊しても構わないというルールになってしまったんだなと私は受け取り、
残念に思った。
働いて社会貢献するには、仕事で死んでも構わないという覚悟が必要だな。
国のために輝き、燃え尽きたり爆発したりする星になるのだ。
そして、死ねば神として祀られるだろう。
ワークルームには、立派な神棚があり、その前で「今日も死ぬ気で頑張ります」と宣誓し、
深々と最敬礼をする。
仕事で死ねばお金が遺族に支払われる。
会社の幹部は、「見事な死にざまでした」と嘘の涙を流す。
遺族は、「お世話になりました」と最敬礼。
毎年、過労死者慰霊祭が盛大に催されるだろう。
その一方で、仕事で心身を故障し治療する人たちは、「死にぞこない」「役立たず」と非難されたり、
国のためを思うなら自殺してくれと迫られたり、非国民と石を投げられたりする。
結局、120パーセントの力を発揮できる強い人たちが生き残る世の中になるのだろう。
100時間じゃなく、過労死ラインを下回る時間で合意してもらえたら良かったな。
やっぱ、残念。
・・・わたむし(妻)