洞窟おじさん

NHKで「洞窟おじさん」というドラマの再放送があった。

最初のところだけ見て、あとは録画した。

ほぼ実話ですという言葉が記憶に残った。

録画したものを飛ばしながら再生した。

なぜ飛ばしながら見たかというと、残酷な場面があったから。

とびとびの画面には衝撃的な映像が多かった。

男の子がバシバシと棒みたいなもので体を叩かれていた。

叩いていたのは大人。

男の子は家を出て洞窟で暮らす。

白い犬が男の子と共にいる。

けれども、犬は死んでしまう。


虐待から逃れた少年が山で一人で生きた実話なのだなと受け止めた。

児童虐待の話だ。


そういえば、先日、杷木のバス停で中学生男子が行方不明になっているというポスターを見て心配した。

最近、その掲示板を見たらポスターはなかったから、無事に帰宅したのかなと思った。

事件として報道されてないから無事だったのだろう。

この行方不明事案が虐待によるものかどうか分からないが、

家が嫌になった家でする子どもは少なくないのかもしれない。


「洞窟おじさん」の話は、無事に生き延びて大人になれた話。

その一方で、家出したまま発見されてない子どもも多いのだろう。

保護されず亡くなっている場合もあるだろう。

また、ホームレスと言われる人たちの中には、虐待を逃れている人もいるのだろう。


「洞窟おじさん」の話のように、自分の子どもに憎しみの感情をぶつける人でなしもいる。

子どもが家出する話だが、激しい虐待で死んでいてもおかしくないのだから、恐ろしい内容だなと思った。

何人も兄弟がいても、誰も庇わないし助けない。恐ろしいことだ。

家出した男の子は、血筋とは無縁の他人に助けられ生き延びることができたんだろう。


原作本があるようなので読んでみたい。


・・・わたむし(妻)