立ち読みで傷つく
ツタヤで沖幸子さんの文庫本を立ち読みして、
専業主婦をしていた人の働きぶりについて書いているのを読み、ズンと気持ちが重くなった。
よく考えて家事をしてきた人は仕事をするにも無駄がなく良い仕事をするという内容だった。
なんだか、「今、この本を読んでいるあなた、無駄が多いでしょ。駄目ね」と貶されているな気がした。
要領悪いことや段取りが悪いのを、少しでも良くしたいと思っているんだが、ちょっとしたことで「ダメ人間だ」と言われているような気になる。
本当は、誰もそんなこと言ってないのにね。
家事本の中には、真似てみたいとやる気になる本と気が重くなる本があるなぁ。
落ち着いて考えてみて、「ダメ人間だ」という自分を責める思いが浮かんだ本は、自分に合わないと切り捨ててしまおうと思った。
やる気になる本を買うのだ。
10年くらい前には、よく沖幸子さんの本を読んでいた。
今の自分には合わないようだ。
多分、自分が変わったのだろう。
仕事ができる、できないと評価する文章が嫌いになったんだろう。
沖幸子さんを嫌いになったかどうかは分からない。
・・・わたむし(妻)