べっぴんさん

もの作りに集中し、良いものを作りだす主人公すみれ。

真面目で一生懸命だが、視野が狭いというか、人に対する偏見がある感じがして見ていて少しイライラする。

なので、とびとびでしか見れてない。

とびとびで見てイライラしている。

どうしてイライラするのかと自問してみた。


それは、主人公すみれの恵まれた様子に嫉妬しているからだろう。

やりたいことを仕事にし、職場の人間関係も良好だし、夫婦仲も良い。

姉とも仲が良い。

仕事と家事との両立に悩まなくても良い。住み込みの家政婦がいるから。

そこまでは羨ましい。

だが、主人公には欠点がある。悩んでいる人の気持ちが分からなくてキレイごとを言ったり、

相手が言葉にして付きつけないと気持ちに気づかない。言われても分からないという鈍感さは欠点だろう。

子どもの学校生活に関心がなく、子どもの思いにも気づかない駄目母。

もの作りには細かく心を砕くが、人の気持ちにはあまり関心がない。


人に好かれたいとかの悩みが主人公にはない。

淡々と仕事に取り組み、仕事上の苦労も乗り越えていくが、

仕事が手につかなくなるくらいに子どものことで悩んだりしない。

むしろ、仕事中には子どもの存在を忘れているかのようだ。


そういうものか?

娘・さくらが家出したが、姉の家に居るから心配ではないようだ。


感情移入がしにくいストーリーだが、ナイトクラブやジャズ喫茶には関心がある。

どんな音楽が流れていたのな。


・・・わたむし(妻)