地震
昨夜、夫と散歩した。
「春めき」という香りの良い桜があるってテレビで見たよ・・・などと雑談しながら歩いていると、
キュイーン、キュイーンと気味の悪い音が鳴った。携帯の緊急地震速報だった。
歩いていると足元がぐらついたので歩道に座った。揺れが収まって歩きを再開。家へ向かった。
帰路で踏切の真ん中で夫が立ち止まり遠くを見た。
電車が停まり、踏切の警報が鳴り続いているようだった。
その電車内で、乗客たちの持ち物から一斉にキュイーン、キュイーンと方々から警報音が鳴ったのかと想像した。
揺れに備えての緊急停止だろう。
帰宅してテレビを点けると、どのチャンネルでも地震についてのニュースが報じられていた。
熊本からのニュースを見ていたら、アナウンサーの体と背景が揺れた。地震がきたようだった。
すると、揺れが伝わってきたかのように揺れを感じた。
朝、ニュースを見ると、倒壊した家の下敷きになって亡くなった人が9人と報じられ、熊本城の石垣や屋根瓦が崩れている映像があった。
避難所で眠らずに夜を過ごした人たちへのインタビューもあった。
・・・わたむし(妻)