終戦のエンペラー

昭和天皇に戦争責任があったかどうかを確かめようとする内容。

見終わって、天皇が処刑されなくて良かったのだなぁと思ったが、

天皇の勇気と強い意志で戦争を終わらせることができたのだったら、

戦争をしないという選択肢はなかったのかなと疑問に思った。

開戦を止めたかったかどうか天皇の心情は分からないんだろう。


映画の中で中村雅俊演じる近衛文麿が、日本は欧米を真似ただけだと言っていたのが印象に残った。

日本が裁かれるのなら、その前の戦争や植民地支配も裁かれるべきだろうってことなんだろう。

だからって、戦争が問題解決の方法になるなんて言えないだろう。


映画でもう一つ印象に残ったのは、当時のアメリカでは天皇の処刑が望まれていたということだ。

テロの首謀者としてビンラディンが殺されたように、当時、天皇を殺したいと思うアメリカ人がたくさんいたのかもしれない。

日本を憎んでいたから、あんなに酷い空襲をしたのかな。

日本家屋を燃やすための焼夷弾が落とし、原爆も落としたのは、日本人をできるだけ多く殺したかったからかな。



・・・わたむし(妻)