仮死状態になりたい
料理をしていたら、娘が愚痴を言い始めた。
肌の調子が悪いという。
そんなに悪いなら皮膚科へ行ったら・・と私は言った。
娘は不機嫌になった。
そんな私たちの様子を見た息子が、どうしてそうなるかね・・と言った。
嫌な気分を通り越して、私は「ワーーー」と叫んだ。
こんど愚痴を言われたら、仮死状態になりたい。
死んだ人間に愚痴を言わないだろうし、軽蔑もされないだろう。
愚痴を言われたら、それから逃れるように解決方法を提示するというパターンを自分は持っているみたい。
愚痴を言われゴミ箱のように扱われるのに耐えられなくて、これからもずっと続くのだと絶望して死にたくなるようだ。
今日は、「ワーーーー」と叫んだ。
・・・わたむし(妻)