無駄足

娘がラーメンを食べたいというので、コンビニでカップラーメンを買ってきた。
 
とんこつラーメンなら何でもよいというわけじゃないみたい。
 
一風堂のラーメン」と指定された。
 
 
コンビニには、それは無かった。
 
なので、代わりに「味のマルタイ 元祖長浜屋協力」というとんこつラーメンを買ってきた。
 
私は、長浜屋という店名がついているから、それなりに美味しいだろうと思ったのだった。
 
 
娘は二口ほど食べて、ストップ。もう食べなかった。
 
 
容器に書かれた「こだわりスープに絡む麺」というフレーズが泣いているように感じられた。
 
って、私がそんな気分になったということ。
 
もったいないので、残りを私が食べた。
 
って、残飯処理機か?私は。
 
でも、捨てるの嫌だし・・・。
 
 
ちっちゃいことで、気分が凹む自分が情けない。
 
ちっちゃいことだけど、労力が報われない時に悲しい気持ちになる。
 
 
こういうことがあると、頭の中の引き出しから写真が飛び出すように、嫌なことを思い出す。
 
家の手伝いをして、叱られていた記憶だ。
 
満足してもらえなくて叱られるという記憶。
 
 
私の願いは、大きすぎるんだろう。
 
多分、「ラーメン買ってきてくれてありがとう」と言われるのを期待していたから、
 
私は、期待と実際とのギャップを感じて気持ちが凹んだのだろう。
 
 
 
 
・・・わたむし(妻)