三連水車の里あさくら

比良松の篠崎酒造が作っている酒種で膨らませた皮が美味しいと言われている究極の肉まんを買うために、
 
三簾水車がある販売所へ行った。
 
一つ200円。
 
まだ寒さがないからか、肉まんの隣ではジェラートが飛ぶように売れていた。
 
私たちは、目当ての肉まんを買った。
 
夫が「篠崎さんとこの肉まんですよね?」と言うと、「そうです」と返ってきた。
 
 
販売所には、人があふれかえっていた。安くて美味しそうな野菜がたくさんあったけれど、
 
レジに並ぶのは大変に思われた。
 
肉まんをぶら下げて、親子連れが遊ぶ広場の向うに見える三連水車の方へ歩いた。
 
小川の岸に柳が揺れていた。
 
黒々とした三連水車の中心部は鋼鉄製。これはレプリカ。
 
本物の水車は450メートル下流にあると書かれていた。
 
私たちは、レプリカの水車を見た。
 
水車の外側に、水を汲む入れ物がついている。
 
水車が回ると入れ物に水が入り、回って上に行くと水が入れ物から落ちて水路へ流れる。
 
水車が、下に流れる水を上へ汲み上げているのだ。
 
 
この作業を人力でやろうとしたら、どんなにか大変だろう。
 
水の力を利用して水車で水を汲み上げるのは、画期的なことだったに違いない。
 
 
 
 
・・・わたむし(妻)