リーガル・ハイ③

屋上から飛び降りた男子生徒の母親は、

弁当屋さんでパートで働き、給食費を滞納している。

支払を督促されると逆切れ。

いじめ裁判に勝ってお金を手にしたら、ブランド物のバッグを持ち、

高層マンションに引っ越す。


これが、ドラマに出てきた母親の姿だ。



高額な賠償金を得て人が変わったのでなく、元々そのような一面があったのだという設定なのかな。


リーガル・ハイに登場する人物は癖の強い人ばかりだ。

正義感にもえる黛弁護士は、考えが浅くて騙されやすい。

良い人だが、騙されやすい。

正直者が馬鹿を見ると言っているドラマみたい。


良い面と悪い面を両方描いているから、見た後で、モヤモヤするのかな。




正直者の黛先生は、人の良い面だけを見て判断してしまうから

堺さん演じる小美門先生から「馬鹿」だと言われているのだろう。


だけど、人の悪い所ばかり見ていると、人が嫌いになる。

両方見ても、そんなものだと思えるようになると良いのだろう。


ドラマに出ていた母親は、特別に悪人でもなく特別に善人でもない。

一億円手にしたら、ブランド物を手にして高層マンションに引っ越したいと思うのが

普通なんだろう。

グレーだな。人は。


・・・わたむし(妻)