ルーティンアクティビティーセオリーで考えると・・・

以前、防犯についての本を読んだことがある。

「ルーティンアクティビティーセオリー」について書かれた本だ。

犯罪は、「犯罪を犯す人」「ターゲットになる人」「監視のない状態」が重なったときに起こりやすく、

それらの条件がそろわないようにすれば、犯罪を減らすことができるという理論だ。



「うきはアリーナ」の雇用問題について、「騙された」というスタッフの心情を「被害」であるとするならば、

「犯意のある人」・・・市(職員募集を行った市長・職務遂行した職員)

「ターゲット」・・・現スタッフ

「監視のない状態」・・・行政を監視できない市議会・問題意識の低い市民

となると思う。


被害は、窃盗のように金品を奪われたのではなく、スタッフの専門性と技能が利用されたというものだと思う。

ターゲットとなった現スタッフに隙があったから悪いのではなく、

隙を狙ったやり方をとった市に問題がある。

そして、去年の1月の時点で「問題だ」と思っていたのに、多くの人に呼びかけなかった私は責任を感じている。私は「問題意識の低い市民」である。