不滅の李舜臣(イ・スンシン)-5

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文禄・慶長の役は日本の侵略戦争であり、朝鮮への暴行・略奪は目を覆うばかりのものだったようです。

その中で、戦争の副産物として、日本や朝鮮に入ってきたものをいくつか紹介します。

異説もあるようですが、ここでは可能性があるものとして、紹介いたします。

◎納  豆…文禄の役の時、加藤清正隊が朝鮮で進軍中、馬の背に乗せていた煮豆が、

香ばしい匂いを漂わせてきました。
      
清正が俵の中を調べさせると、煮豆は糸引き納豆になっていたのだそうです。
      
それを食べた清正らが、「香ばしい、香ばしい・・・」と食した事から、

今でも熊本県の一部では、納豆のことを香ばしい豆→香の豆→コルマメとなり、

コノマメ・コルマメと呼ぶのだそうです。 
      
私達は食べ物と知っているから食べられますが、あの糸が引いたものを、

初めて見て口に入れるとは、よほどの兵糧不足だったのでしょうね。

◎キムチ …韓国料理に欠かせないキムチは、元々は塩漬けだったそうです。

それが、文禄・慶長の役の時、倭軍が霜焼けの予防薬・敵の目潰し用の武器として、

持ち込んだ唐辛子が全土に広がったそうです。

それを証明するものとして、以前、朝鮮では、唐辛子のことを、

倭辛子とも呼んでいたのだそうです。

カササギ肥前鍋島直茂朝鮮出兵時に、「カチ、カチ(勝ち、勝ち)」と鳴く鳥を見つけ日本に持ち

帰ったそうです。縁起の良い鳥として持ち込まれたカチガラスは、その後、

      九州北部に広まり現在、佐賀県の県鳥・天然記念物にも指定されているのだそうです。

      画像は、ソウルのキムチ博物館のジオラマカササギです。