反安倍ろうそくデモ

韓国で起きている反安倍デモの様子をニュースで見た。

大きな布に描かれた安倍首相の顔に黒いペンキを大勢の人たちが塗りつけ、

そして、刃物で切れ目をつけ、みんなで引っ張って引き裂いた。

私は安倍首相の支持者ではないが、

その様子を見て胸が痛んだ。


デモに参加した人たちが怒っていると伝わってきたが、

何かが間違っていると思った。

何かが・・・ええっと、・・・何が間違っているのかな・・・。

なんと表現したらいいのか・・・。


怒りのままに行動することを、

良いか悪いかで分けるなら、

「悪いこと」だと思う。

安倍首相の顔の絵を引き裂く行動は、

「悪いこと」だと思う。


が、デモの参加者たちは、「悪い」と思わないだろう。

日本に怒りを伝えるための表現だと言うだろう。


数年前のデモでは、安倍首相を模った人形の首を斬るパフォーマンスがあった。

これも、怒りの表現。


ただの表現だろうか?

何かが間違っていると思う。

何かが・・・って、

何が間違っているのか?


多分、顔を引き裂いたり首を切ったりする様子から

「殺人」を連想してしまうから、間違っていると思うんだろう。


人の死を望むかのようなパフォーマンスだから、

間違いだと思うのだろう。


反安倍ろうそくデモのパフォーマンスは暴力的だ。

真に受けて、暴力的な行動が正しいと思う人が現れ、

実行に移すとしたら恐ろしい。

暴力で問題を解決しようとする人が現れないことを望みます。

首相暗殺を「正義の行動だ」と考える人が現れないことを望みます。




・・・わたむし(妻)